一人暮らしの健康管理2(お腹に良い)
腹痛は、食中毒であったり、ストレスであったり、様々な原因により引き起こされます。命に関わる病気のサインとして起こる事もあり、症状が腹痛と下痢以外にある場合は要注意です。お腹と言えば、近年、腸内細菌の働きが健康維持や老化防止に影響を与える事が明らかにされ、腸内環境を整える事で、健康維持はもちろん、病気の予防にも有効であるとして注目を集めています。
腸内環境は善玉菌と悪玉菌のバランスで決まり、便秘や下痢等はこれらバランスの崩れている人、善玉菌より悪玉菌の方が多い人に起こり易い症状とされています。善玉菌であるビフィズス菌を増やす事が腸内環境を整える方法として有効ですが、ビフィズス菌は摂取しても腸に届くまでに胃液で殺されてしまう事が多いという特徴がある為、ビフィズス菌だけでなく善玉菌が最も好むエサ(オリゴ糖)を一緒に摂るなどするとより良いでしょう。オリゴ糖は、大豆・バナナ・ハチミツ等に多く含まれていますが、最近では特定保健用食品やサプリメントとして販売されている事も多いようです。
また、食物繊維には腸内の有害物質を体外に排出する働きがある為、ごぼう・サツマイモなどの食物繊維を多く含む食材を毎日の食事に取りいれる事も効果的です。
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